不動産投資物件の購入。どんな業者に依頼するべき?

不動産系ブログ

不動産コンサルタントの高野です。

不動産投資物件を探そうと思ったとき、どのような不動産業者に依頼するのが最適なのか。

答えはすごくシンプルで、「物件情報」と「金融機関とのつながり」この2つを持っている不動産会社です。

「当たり前じゃん」という声が聞こえてきそうですが、これが意外と難しい。そして顧客からしてもこの部分を見極めるのが難しいのです。

どんな業者だって「うちは物件情報たくさん持ってますよ」って言います。「いや〜うちは他と比べて銀行から嫌われてるし物件情報だって全然ないです」なんて言うわけありません。

物件情報をたくさん持ってる会社

まず物件情報、これがないと話にならないのは理解してもらいやすいと思います。だって買えないですから。

物件情報を持っていないなら、その業者と付き合ってても不動産投資の成功はありえません。

ちなみに、不動産会社は「レインズ」というサイトを使って物件情報を収集しているわけなんですが、いい物件っていうのはレインズにほとんど出ていません。だいたいレインズに載る前に売れちゃいます。

そのためレインズ頼りの不動産会社だと、いい物件を紹介してもらうのはかなり難しのではないかと思います。

では、どのような不動産会社が良い物件情報を持っているのかというと、「独自の情報収集ルートを持っている会社」なのかなと思います。

別に独自ルートはなんでもいいです。たとえば、アクセス数がとてつもなく多いサイトを運営していて、そこに日々新鮮な売却情報がどんどん入ってくるとか、相続や債権関連の複雑な案件を税理士や弁護士などの士業から絶えず相談されている不動産会社など、その辺りはなんでもOKです。

そういった独自ルートを持っている不動産会社と付き合って情報収集を依頼し続けていくと、上記のような出回っていないいい情報が回ってくることがあります。

ただ、そのような情報ルートがないと、ありきたりな売却物件ばかり紹介されて、不動産投資としては面白味にかけてしまう場合があります。

金融機関とのつながりを持ってる会社

次に、「金融機関とのつながり」がある不動産会社です。

基本的に不動産投資は融資ありきです。なので金融機関からいかに良い条件で融資を引っ張るのかが非常に大事です。

住んでるエリアや物件が所在するエリア、それから購入する人の属性によって使える金融機関は異なります。

日々金融機関を開拓していて、色々な金融機関とのパイプを持っている不動産会社は非常に強い。そういった不動産会社は、物件とお客さまの情報があれば、すぐにどのくらいの融資が出るのか評価を出してくれます。

優秀な不動産会社は、金融機関専門の担当者を用意しています。そこで新規開拓や既存の金融機関への相談など、様々な対応をしています。

なので、いざ気に入った物件があって、ぜひ買いたい!と思った時に、適切な金融機関を紹介してくれるのでとても頼りになります。

金融機関から取引停止をくらってる業者もある

一方で金融機関によっては、不動産会社を「出入り禁止」や「取引不可」にしているケースがあります。

一棟不動産投資で以前世界を騒がせていたS銀行さんなんかだと、その頃取引をしていっぱい一緒に悪事をはたらいた不動産会社を取引不可状況にしてたりします。

不動産会社が「うち使えない銀行があるんですよ〜」と言ってごまかそうとした場合は要注意です。

万が一、その不動産会社が取引不可になっている場合は仲介に入れないので、全く知らない別の不動産会社が間にはいって仲介をすることになります。そもそもそんな問題を起こして金融機関から取引不可にされている時点で怪しさ満点です。

それに全く知らない不動産会社に仲介に入られても、交渉がスムーズにいかなかったり、トラブルが起きてしまうかもしれません。

これから不動産投資物件を購入しようとする人は、何を買うかも大事ですが、誰から買うかも非常に重要です。

この不動産会社は「物件情報をたくさん持っているか」と「金融機関とのつながりがどれ程あるのか」という二つのポイントを意識して、どっちが相談するにふさわしいのかを検討していくようにしましょう。

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