賃貸経営で勝負の3月。満室テクニック①一定期間家賃を下げる

不動産系ブログ

不動産コンサルタントの高野です。

3月も中旬にさしかかりました。

不動産を所有してる大家さんにとってはまさに勝負の月です。

空室がなければ特段問題はありませんが、空室が多い大家さんはなんとしても今月勝負をかけて満室にしましょう。

特に学生マンション、または地方であまり人の移動がない物件、これらを保有している大家さんにとって3月を逃すと1年間物件は空きっぱなしということもあります。

ADを増やす、フリーレントを増やすなど様々な手を使って必ずこのタイミングで入居率を上げましょう。

とは言っても他の競合物件も一生懸命募集をしています。部屋探しをする人は増えますが、その分競合も多いわけで、普通にしてても決まりにくいです。

そんなときに使えるテクニックを今日は一つご紹介します。

以前私が管理会社にいたときによくやっていた方法で「一定期間家賃を大幅に下げる」というものです。

どういうことかというと、大家さんの希望家賃が5万円だったとして、入居から3ヶ月は2.5万円にするのです。

そうるすと相場5万円の家賃の物件が2.5万円で借りられるわけですから反響数は格段に上がります。ただ、未来永久的に家賃を半額にするのではなく、一定期間、例えば3ヶ月とか限定にするわけです。

そうすると、3ヶ月は2.5万円で借りてもらって、4ヶ月後からは相場家賃の5万円に戻ります。

「3ヶ月も半額だと大家として損をするのでは?」と思う人もいるでしょう。

でも少し考えてください。物件を短期で決めるときの方法にADとかFRを何ヶ月もつけてる人がいますよね。

例えば、AD2ヶ月、FR1ヶ月とかつけてしまうと大家さんのマイナスって、5万円×3ヶ月=15万円です。

でも、AD1ヶ月で3ヶ月間家賃を半額にすれば、5万円×(2.5万円×3)=12.5万円で、結果的に大家さんのマイナスは少なく済みます。

私の経験上ですが、ADやFRをものすごく上げて競合物件と戦うよりも、一定期間でも家賃をぐっと下げるキャンペーンを出した方が反響が増えて決まりやすくなる傾向があります。

全ての物件に言えるわけではありませんが、ADやFRを上げて募集しているのに決まらない、と悩んでいる大家さんは一度実施してみるのも得策だと思います。

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