不動産コンサルタントの高野です。
不動産投資をする上で重要な要素はたくさんありますが、中でも「キャッシュフロー」というのは特に重要ポイントです。
「不動産投資は節税になるからおすすめ」という情報をよく見ますが、その本質を理解せずに物件を購入する人がいます。
なぜ不動産投資は節税になるのか?これが本質です。
実際に物件を買ってみたら、減価償却があるので確かに会計上はマイナスになり節税になってるように見えますが、実際のキャッシュフローもマイナスになっている人が多いです。
特に不動産投資初心者に多い失敗です。
そもそもキャッシュフローがマイナスで、本業の給与や貯金を使ってまで維持するのが、果たして投資と言えるのでしょうか?
正常な状況というのは、キャッシュフローをしっかりとプラスにして、それでいて減価償却の効果を使って所得税を節税することです。
キャッシュフローをプラスにするためには、不動産投資で実際に出ていくお金を把握しコントロールするのが重要です。
この辺りをよく理解せずに物件を買ってしまってる人があまりにも多い印象を受けますので、今日は不動産投資の中でも特に大きな割合を占める「税金」について触れました。
そもそも不動産投資において最大の経費は税金です。
ですから、不動産投資のキャッシュフローを考えるときには、必ず「税引き後」を想定しなくてはいけません。
まずは、不動産投資で必要になる税金の種類を、個人と法人、それからどちらもで共通する税金を表にまとめたので、確認してください。
それぞれの税金の算出方法については少しずつ解説していきますが、まずはこれだけの税金が不動産投資では必要になる、ということを理解しましょう。
株式会社 高野不動産コンサルティング 代表取締役 / 株式会社アーキバンク 取締役 COO / 不動産会社にて600件以上の仲介、6,000戸の収益物件管理を経験した後、物流施設に特化したファンドのAM事業部マネージャーとして従事。 現在は(株)高野不動産コンサルティングを設立し、投資家や事業法人に対しての不動産コンサルティングを行う。 / 保有資格 ・公認 不動産コンサルティングマスター ・相続対策専門士 ・宅地建物取引士 ・賃貸不動産経営管理士 など