宅建業の申請期間について。これから宅建業をとる人に知ってほしい。

不動産系ブログ

不動産コンサルタントの髙野です。

おかげさまで事務所の移転も無事に済んで、インターネット開通や複合機の契約、搬入も完了して事務所としては機能し始めました。ただ、実は今とても大きな問題に直面しています。

「宅建業の申請」に時間がかかり過ぎているのです。

というのも、7月の終わり頃に都庁へ行って宅建業の申請をしてきました。ところがその日は門前払いで受付すらしてもらえませんでした。なぜかというと、新たに会社で宅建業を開業するにあたり、私自身が専任の宅建士として登録する予定だったのですが、私の宅建士証の勤務先情報が前職で登録されているので、その情報を消さないと受付ができないというのです。なるほど、と思って私は登録先の群馬県の不動産担当部署へ申請書と宅建士証を郵送しました。ところが、待てど暮らせど申請書が返送されてきません。その新しい取引士証がないと宅建業の申請事態ができないので日に日に焦ったくなってきました。

「いつくるんだろう」と毎日郵便ポストを確認してみました。しかしまったく届きません。1週間経過しても返送がなく、さすがに少し不安になってきました。まさか何か不備があって申請書が群馬県庁に届いてないんじゃないだろうか、とも思いました。

そこで郵送してから1週間経過した日に群馬県庁に電話してみました。

なんとものんびりした声の男性が、「あぁ、もう手続き進んでるので、来週の後半には郵送しますよ。」という回答でした。「今宅建業の申請を行なっていて、その宅建士証が届かないと申請ができないのでなるべく早くしてもらえないでしょうか。」とお願いしてそこでは電話を切りました。

そして約束の一週間が経過しました。ところがまだ書類は届きません。再度群馬県庁へ電話すると、驚くべきことにまだ発送もしてないということでした。しかも「来週中には発送しますよ」と信じられないことを言われました。さすがに少々厳しく言うべきことを言わせてもらいました。

厳しく言ったからなのか、電話した翌々日にポストに投函されていました。群馬県から東京都まで普通郵便で2日かかります。ということは、電話した日に郵送してくれたんだと思います。私が厳しく言ったから対応してくれたのでしょうが、言わなければどうなってたのかな?また一週間以上届かなかったのかな、と疑問が残ります。そして言われなきゃやらない、というスタンスは果たしてどうなんだろう、とも思いました。

結果的にこの手続きで3週間ほど時間を無駄にしてしまいましたが、宅建士が届いた翌日には都庁へ行って申請書を提出し手数料を支払ってきました。今の時期はとても混み合っているらしく、ここからさらに審査に70日程度かかるとのことです。つまり問題なく審査が進んでも、免許がとれるのは2ヶ月以上先、ということです。こればかりはしょうがないので、気持ちを切り替えて粛々と今できることをするしかないなぁと感じています。とはいえ群馬県の窓口で約3週間も足止めされてたのが本当に悔やまれます。

少し前に仲よくさせてもらってる不動産会社の社長さんが私の会社に来て面談しました。そのときに、その社長さんの宅建業取得時の話になって、その人は申請から取得まで約5ヶ月かかったというのです。その話を聞いた時は「またまたぁ~そんなかかることないでしょう笑」と冗談だと思ったのですが、このように何かの手続きに極端に時間がかかると、5ヶ月というのもあながち冗談では済まないのかもしれないな、と思いました。

もしも今日のブログを読んでくれた人の中に、宅建業の新規申請を考えている人がいたら、悪いことは言いません、宅建士の変更手続きだけは何よりも早く済ませてください。あと、もし登録している都道府県が自宅から行ける範囲なら、郵送ではなく直接行って手続きした方が確実です。郵送だと今回の私のように何週間も待たされて、何度も電話してやっと送付される、という恐ろしい事態になってしまう危険性がありますので。

今回私が痛い目にあった経験が、せめて誰かのお役に立てればいいなぁと思っています。

それでは今日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

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