不動産コンサルタントとは、どのような仕事か知っていますか?

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不動産コンサルタントの髙野です。

お客様や取引先からよく聞かれることの一つに、「不動産コンサルタントって何する仕事?」というものがあります。

確かに不動産コンサルタントは少々仕事内容が認知されていないような気がします。

ですので、今日は不動産コンサルタントとは何かについて解説してみようと思います。

まず、不動産業者には色々な仕事内容があります。不動産で一般的なイメージをするのは、不動産を売ったり買ったり、または貸したするような街の不動産屋さんだと思います。

ちなみに、不動産の仲介や、反復継続的な売買をするたみめには、個人法人問わず「宅地建物取引業」という免許を取得する必要があります。

(個人で土地転がしや、短期転売を繰り返している人を時々見ますが、違法です。)

そして、その宅地建物取引業者というのは全国で13万業者以上いるのですね。(2020年7月現在)

この数は実は半端ではない数字で、コンビニが6万店舗弱と言われていますから、いかに不動産屋が多いのか分かりますよね。

この不動産屋さんというのは、不動産の売買や賃貸の仲介するのが仕事です。つまり、売主と買主、貸主と借主を繋ぎ合わせるのが主な仕事です。契約が成立すると仲介手数料を報酬として受け取れます。

不動産屋への仲介手数料を支払ったことがある人は多いと思います。

つまり、契約が成立して初めて売上(仲介手数料)が発生するビジネスモデルになります。

不動産コンサルタントは、不動産業界というくくりは同じですが、このような「仲介」とか「成約報酬」とは全く異なる業務になります。

例えば、不動産コンサルタントの有名な業務に「企画提案」があります。これは、土地を所有している人に対して、土地の有効活用としてアパートやマンションの運用を提案するものです。

この企画提案では、当然ですが、市場調査や賃貸ニーズの分析、競合のマーケティングなど、やらなくてはならないことが多数あります。このような業務を中立的な立場から行うのが不動産コンサルタントです。

もちろん企画提案だけではありません。土地や建物を所有している人の「有効活用アドバイス」や、マンションと土地の等価交換、底地と借地の権利調整や相続対策サポートなど・・・。

その業務範囲はとにかく多岐に渡ります。

成功報酬型の不動産屋さんだと、買ってもらってナンボ、借りてもらってナンボのビジネスななので、中立的な立場からアドバイスをすることができません。結局土地を買ってもらわなければ売り上げはゼロですから。

なので、不動産コンサルタントとはどのような仕事?と言われると、割と返答に困ってしまうのですが、私は「不動産を活用してお客様の問題を解決する仕事」という表現をするようにしています。

不動産コンサルタントになるには、公認 不動産コンサルティングマスターという資格を取得する必要があります。

公認 不動産コンサルティングマスターは、(公財)不動産流通推進センターが、国土交通省の登録を受けて実施している試験制度です。

受験要件は、宅地建物取引士、一級建築士、不動産鑑定士のいずれかの国家資格の取得者でなくてはなりません。

また試験合格後登録するには、上記資格取得後5年以上の実務経験を経ていることが条件となります。

このように、不動産コンサルタントになるには割と厳しい条件をクリアする必要があります。

もちろん、何の資格も経験もなく〇〇コンサルタントと名乗っている怪しい人もいますが…。

お持ちの不動産の活用や売却を検討するのは非常に大きな決断です。自分だけの独りよがりの判断、あるいは全く知識のない不動産屋さんや不動産営業マンの口車に乗って失敗することのないように、上手に不動産コンサルタントを利用するのが懸命ではないでしょうか?

不動産コンサルタントは、こちらのページから検索することもできます。

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よければ参考にしてみてください。

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