不動産コンサルタントの髙野です。
今日は銀行さんと打ち合わせをしました。お客様が物件を購入したいのでその融資の相談です。
そのお客さんは不動産投資経験は一度もない方です。不動産はご自宅を保有されているのみ。他に借入はありません。
よくお客さんに質問されるのが「不動産投資経験はあればあった分だけ有利なのか」という点です。
これは明確に答えがあります。今日打ち合わせした銀行担当者の方も言ってました。
まず、投資経験はあった方が「いい」のです。
というのも、銀行は融資を出す際、物件と借りる人、2つの要素で判断します。
そして銀行が気にするのは「ちゃんと返せる人なのか」これです。
もちろん物件もボロボロ、入居者の属性も悪い、そんな物件ってリスクが高すぎるので銀行も融資を出してくれません。
なので当然物件面のリスクも重要です。
反対に、借りる人がこれまで借金を踏み倒した経験があったり、そもそも滞納癖があったりお金や支払いにだらしないルーズな人だったら、これはこれで問題、きっと融資は出ないでしょう。
マイナスの要素は銀行はしっかり見てきます。
じゃぁ不動産投資経験はあった方がいいのか、ない方がいいのか、繰り返しですが「あった方が良い」のですが「ちゃんと運営できている人」に限ります。ここが重要です。
よく分からずに流行ってるから、業者にすすめられたから、という理由で一棟不動産投資の世界に足を踏み入れて酷い目にあっている人はたくさんいます。
空室問題、滞納問題、修繕問題、金利…様々な理由で賃貸経営がうまくいっていない投資家さんがいます。
このように、「うまくいっていない投資経験」を持っている人は、逆に投資経験があることがマイナス要素に傾きます。そんな人は、むしろ投資経験がなかった方が良い融資条件が出てしまうのです。
よく節税効果を得るために意図的に空室を放置している人がいますが、不動産投資事業を拡大していきたいのならばおすすめできません。きちんと運営して維持できる「投資家スキルの信用」を毀損してしまいます。
じゃぁどうやったらいい条件で融資を出してもらうことができるのか。
そのテクニックは実はたくさんあります。
当社では金融機関融資のご相談も承っております。
是非お気軽にご相談ください。
株式会社 髙野不動産コンサルティング 代表取締役 / 不動産会社にて600件以上の仲介、6,000戸の収益物件管理を経験した後、物流施設に特化したファンドのAM事業部マネージャーとして従事。 現在は（株）高野不動産コンサルティングを設立し、投資家や事業法人に対しての不動産コンサルティングを行う。 / 保有資格 ・公認 不動産コンサルティングマスター ・相続対策専門士 ・宅地建物取引士 ・賃貸不動産経営管理士 など
