投資用不動産の価格が上昇中。今は買い時?それとも売り時?

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最近不動産価格が上昇していると騒がれているのを知っていますか?

実は今、首都圏を中心に不動産の価格がどんどん上昇していると言われています。

収益物件ポータルサイト大手の「健美家(株)」が発表した2021年10~12月期の市場動向データによると、下記のように投資利回りが上昇したようです。

・区分マンションは、投資利回り7.49%(前期比0.25ポイント上昇)

・1棟アパートは、投資利回り8.58%(前期比0.25ポイント上昇)

※ちなみに1棟マンションは、7.93%で前期比0.07ポイント低下しました。

区分マンションと1棟アパートの利回りは上昇。つまり、価格が比較的安い物件は取引が盛んに行われているということになります。

ということは普通に考えれば、取引が盛んな今は、不動産の需要が高まっているため物件の価格は上昇しているので、購入(投資)のタイミングではないということが言えます。

確かに、一般的に市場に出回っている物件はとても高いので、買い時ではありません。私も普段実務をしていて、数年前では考えれないような価格(利回り)で取引されていることに驚いています。

一方、物件の売却はどうでしょうか。

物件の価格が高騰しているということは、不動産を所有している人にとっては売却のチャンスと言えますね。

適切な売り方をすれば、希望価格よりも高値で売却できるチャンスということになります。

ところで、冒頭で紹介したデータでは1棟マンションの利回りが下がっていることを伝えました。

では、1棟マンションは売り時ではないのかというと、実はそんなことはありません。

1棟マンションはアパートに比べて価格が高くなりがちなので、融資等の色々な事情で売買成立まで進まないことがあるのです。実際には、想定よりも高い価格で買付が入ったり、買付が数人入ったので、その検討者の中で物件の買い上げが発生するケースも珍しくありません。

実務をしている人間の肌感覚としては、1棟マンションの価格も他の区分やアパート同様、過去数年とは比較にならないくらい高くなっていると感じます。

もっとも、このあたりは地域差等が存在しますので、全ての地域に該当するわけではわけではありません。

いずれにしても不動産の価格は、頻繁に上がったり下がったりするようなものでもありませんので、市況が大きく動いている今こそ、自分の保有不動産の価格を適切に知って、売り時(チャンス)を逃さないことが大切だと思います。

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