不動産コンサルタントの高野です。
新型コロナウイルスの影響で、様々なことが日々オンライン化しています。
まさに、生活の仕方が変わってますね。
オンライン化の波が、ついに国家資格の法定講習にも及んできました。
不動産系の国家資格に宅地建物取引士というものがあります。宅建士の資格を取ると、5年に1回の法定講習を受けなくてはなりません。今まで、これが結構面倒でした。
なぜなら、この講習を受けないと資格証がなくなり業務に支障がでてしまうし、そして講習はほぼ1日あるのでその間仕事ができなくなるからです。自分にとっての一番のネックは、宅建士を登録した県で講習を受けなくてはならないことです。
私は仕事場は東京都ですが、登録県は違うため講習に参加するまでに2時間以上かけて向かわないといけません。
毎回更新の度に気が重くなっていたのですが、今年はなんと自宅講習になったとの連絡がきました。
流れとしては、
(1)教材が送られくる
(2)自宅学習をする(6時間程度)
(3)効果測定と報告書を作成する
(4)上記書類と旧宅建士証を簡易書留で郵送
(5)簡易書留で新宅建士証が送られてくる
以上です。
非常に簡単です。
今までの法定講習は、会場を予約して約1日かけて受講するスタイルでした。
忙しいビジネスパーソンの場合、この1日が意外と大きくて、できればオンラインでやって仕事させて欲しい!と思う人も多かったはずです。
それが今回、教材を用いた自宅講習という形に切り替わったので、我々にとっては朗報です。
もちろん、コロナの影響による一時的な代替措置なので、来年以降はどうなるかわかりませんし、法定講習は宅建講習の各支部で実施しているため、支部によって対策が異なるかもしれません。
今回の対策による通信講習の実施によって、今後の講習も通信に切り替わっていくといいですね。
今後講習のスタイルが変わっていくことに期待したいと思います。
株式会社 髙野不動産コンサルティング 代表取締役 / 不動産会社にて600件以上の仲介、6,000戸の収益物件管理を経験した後、物流施設に特化したファンドのAM事業部マネージャーとして従事。 現在は(株)高野不動産コンサルティングを設立し、投資家や事業法人に対しての不動産コンサルティングを行う。 / 保有資格 ・公認 不動産コンサルティングマスター ・相続対策専門士 ・宅地建物取引士 ・賃貸不動産経営管理士 など
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