不動産の調査について(不動産投資の基本)

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不動産コンサルタントの高野です。

今日は不動産の売買調査で三重県に来ています。最近は地方の案件が増えたので、ちょくちょく出張しています。来週は那須塩原、その次は福岡、そして札幌が待っています。
出張が続きます。

売却不動産を預かると、なぜ出張が増えるのか?それは、売却に伴う不動産調査があるからなんですね。

不動産業界に従事する人に関しては、当然のように不動産調査ができなくてはいけません。できない人は、正直、できるようにならないといけないと思います。なぜなら、不動産調査ができないと、不動産の取引を自分で完結できる状態とはいえないからです。

不動産業界にいるならば、宅建資格を取得して、自分でクロージングして、調査をして契約をするというのが一連の流れです。このどれかが1つでも欠けていると、ワンストップで取引が完結したとは言えず、まさに半人前の状態なのです。
不動産業界の方は、是非物件調査をマスターして信頼されるプロフェッショナルになりましょう。

私も最初は調査なんて何をすればいいのか分からずちんぷんかんぷんで、先輩の後を一生懸命追っていました。ただ、あるときから1人でやらなくてはならない環境になり、そこからはやるしかないのでとにかくやりました。もちろん最初は訳がわからず役所で的外れな質問をしたり、一回で要点を聞けずに何度も行ったり、恥ずかしい想いをたくさんしました。
しかし、その経験が生きて今ではスムーズに調査を行うことができ、結果的にお客さんに満足いただけるだけのサービスを提供することができるようになりました。

調査はコツをつかめば難しくありません。どんどん挑戦していきましょう。

不動産の調査の基本は、現場と役所です。現場で確認して役所で再度確認する。そして役所の結果を踏まえて現場に行くと矛盾点が見つかり、そこを現場で調査する、これが一連の流れです。
人によってやりかたは様々でしょうが、私の調査方法は上記です。

ちなみに、物件調査は不動産業者だけの問題だけでなく、不動産投資家の方にも身につけて欲しいスキルでもあります。

これまで、不動産投資家の方が失敗する様子をたくさん見てきました。
なぜ失敗したのか?という理由を紐解いていくと、「物件のことを理解していなかった」ということがあまりにも多いのです。確かに、不動産投資は投資の一種なので利回りやリターンも大事ですよね。でも、現物の不動産に投資をする以上、不動産について知識がないというのはあまりにも危険すぎます。

言ってみれば「よく分からないものに数億、数千万円を投資している」という状況なのです。

しかし、残念ながら多くの不動産投資家の方は不動産についての適切な知識を持たずに、勧められるままに物件を買ってしまってます。これは非常に危ない行為です。

不動産業者はもちろんのこと、不動産投資家の方についても同様に、不動産調査を正しく実施できるようにするべきです。
不動産調査のノウハウは、このブログや、近々開設予定の私のメールマガジンを通してお伝えしていきたいと思います。

不動産調査ができるようになると、実はメリットもたくさんあるんです。

たとえば、「あれ?この物件いいかもしれない」と思ったとき、不動産会社からの情報や意見を待ちますよね?それはほとんどの不動産投資家さんが一緒です。

でも、その中で「よし、気になるから調査してみよう」と誰よりも先に不動産を調査して、物件の良し悪しが分かるようになったらどうでしょうか?その時点で、他の不動産投資家の一歩も二歩も先に行ってると言えるのではないでしょうか?
もしかしたら不動産業者が調査しているのと同じタイミングで物件の購入検討ができるかもしれません。
それは不動産投資をする上で非常に有利だと思いませんか?

不動産のことがよく分からないから、プロ(不動産業者)のアドバイスを待つのか。
一方、先を越されたくないから、よく分からないけど勢いで物件を買ってしまうのか。

それとも、不動産調査のスキルを身につけ、不動産業者に依存せず不動産を調査・分析して、自分の判断で良質な物件を誰よりも早く買い進めていくのか。

不動産調査は一度身につければ一生役に立つスキルです。
是非この機会に一緒に身につけていきましょう。

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